携帯芝居イノなき ICON26B.GIF - 2,668BYTES


 携帯芝居「イノなき」に行ってきました。
イノッチがジャニwebで毎日更新してくれている「イノッチのなきにしもあらず」が
お芝居になったのです。
webの抽選には漏れたものの一般電話予約で奇跡的にチケットがとれた!
2階席でちょっと遠かったけれどそのぶん笑えたからぱんたさん許してね(笑)

舞台セットは、イノッチのおしゃれな部屋。
真ん中のデスクにはパソコン。
舞台の両サイドには白い棚。
そのひとつひとつのスペースにはぬいぐるみや本、ゲッターロボ(笑)など
おもちゃがいっぱい。
セットを見ているだけでも楽しい!!

開演直前の諸注意もイノッチ自身が行います。
その諸注意はやさしくて面白い。
「携帯はお切りください。待ってますから。
あの〜『マナーモードならいいや』って思う人もいるけれど
あの『ムムムムム・・・』っていう音はうるさいですから」
携帯のマナーモードのバイブ音を口で真似るなんて最初から笑わせてくれます。

携帯サイトの舞台化なんてどんな内容なんだろう?と思いましたが
前半と後半の作りが凝っていて 感動しちゃいました。

ストーリーは

イノッチ(本人)が携帯で話している。
自分の「イノなき」の更新のネタが思いつかずに電話相手に
「今日の更新のネタを考えておいて」と頼む。
イノッチは今日中に新曲を作らなくてはいけなくてそうとうあせっている。
あせりながらも独り言(一人芝居だから)をつぶやきながら
曲のヒントになるものを探している。
時には言葉遊び、時には「イノなき」の本を開きながら。
でも脱線してばかりいていっこうにすすまなくて
イライラして本を床に投げつけてみたり
あとで後悔して本を抱きしめて「ごめんよ〜〜〜〜(T_T)」と泣いて謝ったり。
何とか新曲の骨組みが出来て軽くギターで歌ってみる。

でも舞台の後半にもう一人のイノッチが登場して
お互いのことを批判しあったり。
最後は、2人のイノッチがちゃんとひとつになったような気がしました。
でもな〜〜、ストーリーを表現するのがすっごく難しい。ぬーさんおバカだから(^^;)

OPで携帯電話で話している内容はすでにおかしい。
イノなきのネタが思いつかずにあせるイノッチに電話の相手が何か言うと
「え!?暑いからガリガリ君なんか食べてるんじゃないの〜〜!?
太っているのにガリガリ君!?それいい!!面白い!!」と喜び
リアルにイノなきのネタにしようと数人の太ってるお友達に電話。
でもイノッチの気に入る回答がなかなか返ってこない。
ウソは書けないというプライド(?)のかたまりのイノッチ。
最後は、自分にかかってきたおばあちゃんからの電話に
「俺が『ガリガリ君なんか食べてるんじゃない〜〜?』って聞いたら『食べてるよ』って言ってね」
とむりやり事実を作ろうとしました(笑)
でもおばあちゃんのオトボケに、ガリガリ君のネタ(いや、事実)が完成しないまま
自分の部屋に帰ってきました。
このガリガリ君というキーワードはいろんなところで炸裂しました。

部屋の中でイノッチはまず「イノなき」という言葉を並び替えて違う意味の言葉を作ってみた。
「なきいの」→「亡きイノ」と変換。言葉が舞台の後ろの白い壁に映し出されてる。
そのほかにも「粋なの」「な、猪木」など、色々並び替えては
その言葉をミニコントみたな表現で笑わせてくれた。
そのほかにも一人芝居なのでセットに仕掛けがしてあり、
写真立てがひとりでに倒れると「写真たて」→「立て写真!!」
とか言って写真立てを応援すると写真立てが元に戻ったり 小細工満載(笑)
それからギターで「サイクルセンター長野」や「お茶を飲む(爽健美茶のパクリ)」など
を歌っていたら棚に置いてあったイノッチの人形が勝手に宙を舞っていたり
すっごく不思議な空間でした。

たまに「ああ・・・脱線しちゃった〜〜〜(T_T)」と曲作りにあせるイノッチだけど
その間にも色々一人で喋っている。
気になるのはメンバーのこと。でも何だかヘン。
どうしてもメンバーの名前が思い出せないほどあせってるのか!?
「ダレだっけ・・・いつも一緒にいるのに名前が思い出せない・・・。
イノハラ・・・長野・・・岡田・・・何だっけ・・・?
あと少し、ここまで出てるのに・・・ま、いっか(笑)」
と、簡単にあきらめかけて またすぐに
「いやいや、いいわけがない!  ・・・長野・・・おっさん・・・何だっけ・・・あと一人・・・
黒いの・・・・・・いいか、別に」
とか同じことをぐるぐるとつぶやく。
おっさん=坂本さん黒いの=剛ちゃん・・・あれっ!?健ちゃんは!?
坂本さんは、おっさん呼ばわりされた挙句に年齢まで「63歳」とか言われてました。
しかもイノッチ曰く「自分で『63歳』って書いても気づかないし、スタッフも誰一人気づかない。」とか(笑)

言葉遊びはどんどん広がっていって
唐突に「ああ、そうだ『ポ』がつくと言葉ってかわいくなるよな・・・。
『タンポポ』・・・かわい〜〜(*^^*)
ポンキッキーズなら『ポンキッポ』・・・かわい〜〜(*^^*)
『ガチャピポ』・・・『ムッポ』・・・ああ、かわいい〜〜〜!!」
と、もだえ出した。
そしてとうとうV6メンバーの名前にも『ポ』をつけて遊ぶ。
「人の名前にも『ポ』を入れたら・・・『いのはらよしひ』・・・かわい〜〜!
がのひろし』・・・『おかだじゅんい』・・・『さかもまさピポ』・・・
『もりたポー』・・・『みやけポン』・・・ああ〜〜!かわいい〜〜〜!!(*^^*)」
とおおはしゃぎ。もりたポー&みやけポンちゃんで客席は大笑い☆
でも「ああ、でもこんなこと言ったらポン(ケン)ちゃん怒っちゃうだろうな〜〜」
とイノッチは『ポンちゃん』を連呼していた。

ああ・・・しばらく「もりたポー&みやけポン」で笑えそう・・・(笑)

そうやってどんどん脱線していったイノッチでしたが
今日中にどうしても1曲作らなくてはいけないみたいで
自分の書いたイノなきのページをパラパラめくり
自分の書いた文章に「なんだよこれ!!」突っ込みを入れる。
後ろのスクリーンにも読んでる文章が出て
一緒に読んでると面白くって(>▽<)
特に「FNS」は面白かった。
ブログの文章の頭文字が全部「FNS」から始まるという
大喜利みたいな日記。
イノッチは読み返してくだらないと怒っていたけれど
ぬーは、すっごく高度な技術でクオリティーが高いな、って感動した(笑)
それからイノなきの更新が気になって更新の状況を確認。

ここで今まで1人芝居だった舞台にもう一人登場人物が。
それはもう一人のイノッチ。
さっきまでのイノッチは、動きが止まってる。
両サイドの棚がスクリーン代わりになっていて
もう一人のイノッチが「こいつ(自分)自分一人で何にも出来ないんだよ」
イノッチのイノなきや作曲には
もう一人のイノッチが手伝っていたんだと主張。
そして後半にすっごい仕掛けが明かされるの。

最初、誰かと携帯電話で話してて、
その後自分の部屋で一人で喋ったり、作曲したり、イノなき読んだりしていたイノッチ。
そのイノッチの行動がスクリーンで再生される。
そこに舞台上のイノッチが話しかけると・・・・・・!!
なんと2人のイノッチがちゃんと会話してるように見える!!
さっきまでのイノッチの行動ひとつひとつに
もう一人のイノッチがほとんど全て関係してたのよ!
それからイノッチの独り言、
「ダレだっけ・・・いつも一緒にいるのに名前が思い出せない・・・。
イノハラ・・・長野・・・岡田・・・何だっけ・・・?
あと少し、ここまで出てるのに・・・ま、いっか(笑)」
「いやいや、いいわけがない!  ・・・長野・・・おっさん・・・何だっけ・・・あと一人・・・
黒いの・・・・・・いいか、別に」
の頭文字をローマ字でとると、なんと全てが「INONAKI」=イノなきになる(@_@;)
それが判明したとき、驚きと興奮で立ち上がって拍手したくなっちゃったよ。
凝ってる!すっごい計算されてたんだ、この舞台は!

それからスクリーン上のイノッチを少し動かして静止させると
すっごいイケてない顔のアップで止まった(笑)
舞台上のイノッチが「なんだよ!!」と怒る。
その後、舞台上の本物のイノッチと両サイドのスクリーンと後ろのスクリーン、
合計6人のイノッチでV6の「Daring」を披露。
いや〜〜、舞台で歌が聞けるなんてうれしい(*^^*)
しかもちゃんと振りつき!
スクリーンのイノッチは、全員動きがバラバラ。
ひとりひとりちゃんと別に収録したんだね(笑)
中でも左後ろのイノッチは、なんかダラダラ踊ってた。
歌い終わって舞台のイノッチが「あの左のヤツ、適当じゃね〜かよ!!」
・・・自分でしょ〜が(^^;)
でも楽しかったな〜〜。

それから舞台のイノッチとスクリーンの中のイノッチが時々入れ替わって
舞台前半の仕掛けを明かしていく。
でもイマイチ後半に出てきたイノッチが一体ダレなのかわからないの。
だってイノッチがイノッチに電話してイノなきのネタを考えてもらって
更新してもらってるって・・・どゆこと!?
イノッチがリアルに2人存在してたってこと!?
いや、違うか。
イノッチのイノなきが一人歩きしてイノッチになってたってことか!?
いや、それもどうかな(笑)

舞台が終わってアンコールの後イノッチが
「もう少しお付き合いください」と言って
舞台上のパソコンにイノなきの明日の更新分を書き始めた。
すでにデスクトップには今日のお昼の公演分の書き込みがしてあった。
で、パコパコとブラインドタッチで書き込むイノッチ。
でも少々文章が画面の上に行き過ぎてないか?
すると客席の反応にイノッチが
「あ〜、このくらいにしないと後ろの人が下の文章がよく見えないところがあるんですよ」
と説明した。ああ、なんてやさしいのかしら。
舞台前半の文章には、イノッチが出演したドラマの田口さんや吹越さんが観に来てくれてたことが
書いてありました。
そして夜の部には、渡瀬さん、津田さん、羽田さんが来ていたとのこと(@_@)
そうか〜、やけに1階の後方をお客さんが見てると思ったよ。
ぬーの席は2階だったから1階の後ろは見えなかったのよ。
渡瀬さんは、舞台の感想を求められると拍手していました。
イノッチが『渡瀬さん、津田さん、はださん・・・』と文字を変換していったら
羽田美智子さんのところで『はだ』と入力して変換したら『肌』と変換された。
客席が笑う中、イノッチは、後ろで見ている羽田さん
一生懸命手をあわせて「すいません」と謝っていた(笑)
・・・・イノッチのおちゃらけを感じる。・・・わざとだな(笑)
さらに今日はMAのあっきーも来ていた。
イノッチが「アキヤマ楽しかった?」とイノなきの中で問いかけると
あっきーは「うお〜〜」というような雄たけびを上げていました。
あっきーはいいねえ、いろんな先輩にかわいがられて。

それからイノなきの当日券をゲットしようと毎日並んでいる人がいることを
書き込んで「ボクの友達も2日ほど並んだそうです。友達なのに(笑)
と付け加えた。

それから坂本さんにお詫びをして(笑)
舞台は終了しました。
で、舞台の照明が消えるとエンディング。
エンディングもイノッチらしくかわいかった。
OPで、新大久保の公園からグローブ座へ歩いて案内してくれたイノッチ。
今度は、グローブ座から歩いて元の公園へ。
演出やスタッフさんの紹介も白い床を上からカメラで撮影していて
クレヨン(?)みたいなカラフルな棒状のものを
ひとつひとつ手で床に並べて名前の字を作っていました。

最後にイノッチは、「面白かったですか!?」と客席に聞いて
「面白かったら、みんなに言ってください」と宣伝していた。

今までに見たことの無いあったかい舞台でした。
素のイノッチに近いものが観れた気がする。
それに時々名前だけ出てきたV6のメンバーへの愛も感じられた。
DVDでないかな。