アダム=  相葉ちゃん  ICON26B.GIF - 2,668BYTES


相葉ちゃんの舞台「忘れられない人」を観に行きました。
相方のぱんたさんに「今回はすっごく無口な役柄なんだってよ」
と言われてやっと「あ、そうなんだ〜〜」と感謝した。
ぬーは、全く舞台の内容をリサーチしていかなかったので
予備知識ナシ(^^;)
だめよね〜〜、舞台は下調べしておかなきゃ。

ストーリーは、最近の舞台の中ではシンプルで悲しかった。

ストーリー

アメリカ ニュージャージーのダイナー。
ここで働く無口な青年 アダム
同じくウェイトレスとして働くキャロラインとシンディ。
キャロラインとシンディは、一言も口をきかないアダムを
「何を考えているかわからないヘンな人」と思っていた。
アダムが皿洗いで手を切ると、たまたまその場にいたキャロライン
手当てをしてあげた。
キャロラインは、アダムに話しかけてみたが
アダムは、キャロラインをじっと見るだけ。一言も喋らない。
「やっぱりアダムは変わっている・・・」キャロラインは思った。
そんなある日店に来た町のチンピラに帰り道でからまれるキャロライン
危ないところを助けたのはアダム
アダムは、2人のチンピラに大怪我を負わせるほど強かった。
キャロラインを彼女の家の前まで運び、
自分のコートをかけ、キャロラインが気がつくまでそばにじっとしていた。
目を覚ましたキャロラインに何も一言も言わずに立ち去るアダム。
チンピラに襲われたショックで1週間店を休んだキャロラインだったが
しばらくぶりに店に顔をだしてアダムにお礼を言った。
「でも、なんで私の家をしってたの?もしかして後をつけてた!?」
と、タイミングよく助けに現れて、気絶している間に
彼女を自宅まで運んだことにギモンを持っていたキャロラインは尋ねてみた。
最初は、黙っていたアダムだったが唐突に「君をつけた」と告白。
アダムが始めて声を出したことに驚くキャロライン
アダムは、ゆっくりと話し続けた。
「ごめん。心配だったから 帰り道 君のあとをつけた。
 でもこの間は少し遅れた。遅れたから ごめん」
以前彼に振られたというキャロラインが夜道を一人歩きで帰宅するのが
心配で、毎晩キャロラインのすこし後ろを尾行していた。
だがあの日は、少し遅れたために彼女を危険な目にあわせてしまった、と謝るアダム
キャロラインは突然の告白に驚きながらもアダムに惹かれていった。
その後、2人は急速に接近。自然に付合うようになっていた。

ある雨の日、アダムは自分の宝物だと言って古いレコードをキャロラインに見せた。
「これは魔法のレコード。これをかけるといつも雨があがる」
冗談だと思い笑うキャロラインだったがレコードを聴いているうちに
雨が上がっていた。
幼い頃から他の人と違う生き方をしていたアダムだから
こんな奇跡が本当に起きるのかもしれない。

アダムは、子供の頃心臓に重い病気をかかえていた。
幼くして両親を無くし、孤児院で暮らしていたが
心臓移植をし、元気になっていた。
だが幼い頃に体が弱く、何度も生死をさまようような経験をした
アダムは、他人との関わりの持ち方を知らなかった。
また、アダムは孤児院のマザー=カミーラから心臓の手術について
「アダムのお父さんは、世界を旅する冒険家で、ある日ヒヒの王様と闘った。
死闘の末、アダムのお父さんは亡くなったが
後にヒヒの王様はアダムのお父さんが、心臓の弱いアダムの治療費をつくるために
命の危険を冒してまで冒険をしていたと知る。
その事実に感動したヒヒの王様は、神様にお願いして
自分の強い心臓とアダムの弱い心臓をとりかえた・・・・」と
おとぎばなしとして聞かされていた。
そして純粋にそれを信じている。
また、人と話さないことについては
「病院の無菌室で暮らした。周りから人がいなくなった。
元気になってもずっとひとりだった」
ゆっくりと話すアダムをキャロラインは、何度も抱きしめた。
ずっと孤独だったアダムには、キャロラインがただ一人の大切な人だった。

そんなある日、シンディがキャロラインをパーティーに誘った。
アダムに内緒でパーティーにはいけない、と断るキャロラインだが
シンディの押しに負けて一度はパーティーに行く事を承諾した。
だが、アダムがそのことを知ると「あいつとキスしたのか!?」と激怒。
人との関わりを持つことが無かったアダムには
自分という恋人がいるのに他の男性と会うというキャロラインが理解できず、
2人は衝突する。そして怒りのあまり店の外に出たアダムに暴漢が襲い掛かる。
殴られ、蹴られ、わき腹を刺されて店の中へ倒れこんだ。
刺したのは、キャロラインを襲ったあの2人組みだった。

病院へ運ばれたアダム。心配するキャロラインに医者が意外な事実を告げた。
「刺されたキズは大丈夫。だが心配なのは心臓。心臓移植をすれば助かるが
今まで生きてこれたのが奇跡だ」
アダムの心臓は、子供の頃のまま体の成長についていけていなかった。
アダムが明日をもしれない命と知ったキャロライン
病院を抜け出してきたアダムに心臓の手術を勧める。
だがアダムは自分の心臓は、父が命がけで手に入れたヒヒの心臓だと信じているため
それを受け入れない。
だがキャロラインの一途なキモチにアダムは移植待ちの登録を考える。
アダムの誕生日にキャロラインは、白いマフラーをプレゼント。
アダムも「君に」とプレゼントの箱を差し出した。
「帰ってきてから一緒に開けましょう」と喜ぶキャロライン
彼女がアダムを連れて行ったのは彼が一度も見たことがないと言っていた
地元のアイスホッケーの試合。
初めて観るアイスホッケーの迫力に普段は無口で静かなアダム
興奮を抑えられないと言った様子で何度もキャロライン
「また、観に来ようね。」と楽しそうに語りかけた。
そしてハーフタイム
アダムが少々疲れたらしく「僕のほうがハーフタイムだよ。」と
椅子にもたれたまま静かに目を閉じた。
眠っているアダムの横でキャロラインはその様子を見て幸せに浸っていた。
それはアダムも同じ気持ちだったと思う。
でもそれは、突然の出来事だった。
ハーフタイムが終わり、試合が始まっても起きないアダム
キャロラインは、何度も呼びかけた。
だがアダムが二度と目を覚まさない眠りについていたとわかった瞬間
幸せは終わってしまった。
アダムの葬儀が終わり、アダムの部屋へ帰ってきたキャロライン
マザー=カミーラとひと時アダムの事を語り
マザー=カミーラが帰った後
アダムがくれたプレゼントを開けた。
そこにはアダムが自分の宝物だと言って見せてくれたレコードが。
そして手紙には
「ボクの願いは叶ったから、これは君にあげる。ボクのハートは君を忘れない」
まるで自分の命の期限がわかっていたかのような手紙に
キャロラインは窓の外を見た。
キャロラインの傍らには天使になったアダムが静かに佇んでいた。

アダムがめっちゃ無口、というかほとんど口がきけない人なのかも、という印象。
レストランの厨房でお皿を洗いながらじっとキャロラインを見つめる相葉ちゃん、いやアダム(笑)
舞台の前半は、一言も言葉を発しませんでした。
キャロラインが暴漢に襲われて気絶したところにフードを目深に被って
コートを着た相葉ちゃんがすっごい勢いで暴漢を殴るわ蹴るわで
「これがさっきまで寡黙だったアダム!?」って驚きました。
で、キャロラインに「どうしてあたしの家を知ってたの?」と聞かれたときに
初めてアダムが発した言葉は「君をつけた」でした(笑)
アダムキャロラインが色々聞きたくて話しかけても超マイペースで
「まだ(自分の)話は終わってない」と、遠慮なくバッサリと話をさえぎる。
そんなアダムがすっごくかわいく見えてしまいました(*^^*)
キャロラインのために、バイト先のクリスマスツリーを家の前まで運んであげたり
アダムのアパートにキャロラインが来たときには
「アイスクリーム食べる!?」とやたらに聞いたり
そんなアダムにぬーはメロメロ←大バカ

ヘアスタイルもボサボサ〜〜・・・って感じに伸び放題で
美容師の専門学校に通っていたキャロライン
家の前でアダムの後ろ髪を切ってあげることに。
でも髪を切り終わる前にアダムのかわいそうな身の上話を聞いたキャロライン
なぜかアダムに「私達はお互いが必要なのよ」と部屋に連れていく。
それって・・・そうゆうことか・・・(^^;)
ま、いいけれど。舞台だし(笑)でも外国ってそういう展開が早いよね。
アダムにこれから起こる運命を考えたら全てが良かったと思えますが。
アダムは、人とまともに付き合ったことがないから
小さい女の子が仲良しのお友達に他に友達が出来るとやきもちを焼くことがあるけれど
アダムの感情もそれに近かったのかな、
キャロラインが他人と一緒にパーティーに出かけるということが許せなくて
めっちゃ怒るのよ。
で、怒って外に飛び出したアダムは逆恨みされていた暴漢に刺されちゃう。
刺されたキズは命に別状はないけど
幼い頃に心臓移植を受けていたと見られる心臓のほうがヤバくて
お医者さんに「今まで生きてこれたのが不思議だ」と言われてしまう。
そういえば、アダムって時々倒れることがあったらしいから
本当は、自分でも調子が悪い事を自覚してたのかも。
心臓の手術はしたくない、と拒むアダム
キャロラインが自分のためにも考えて。と言われて
愛するキャロラインの言葉にドナー待ちの署名を考えたアダムだったけど
結局それが出来ないままアダムは天使に(T_T)
最後の日は、アダムの誕生日で
キャロラインに自分の大事なレコードをプレゼントしたアダム
レコードに添えられていた手紙。
その内容の言葉の一つ一つが胸を打つようなやさしい言葉で
思わず泣いてしまいました(T_T)
天使になったアダムがキャロラインにもらった白いマフラーを巻いて
白い衣装をまとったアダムが舞台に静かに佇む姿はかわいかった!!
あんなコがそばにいてくれたらな〜〜・・・と思った(笑)

今回の舞台は悲しい結末だったけれど
相葉ちゃんのかわいさが十二分に出ていた舞台だったと思います。
あのアダムは、相葉ちゃんにしかこなせないとおもいます。
それにしても・・・相葉ちゃんがかわいかったな〜〜〜。