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2年ぶりの再演、しかもキャストが全く変更ない!
と、いうことでイノッチ長野さんの「PRODUCERS」
東京国際フォーラムへ観に行ってきました。
でも今回のお出かけは ぬー一人。
相方のぱんたさんが行けなかったために少々心細かったわ(笑)

ストーリーは、2年前と同じ(アメリカのミュージカルだからあたりまえか)
なので割愛。
セリフもほとんどおんなじ。
2年前にひとつひとつのセリフに大笑いした記憶がある。
あれってアドリブなのかと思ってたけど
ちゃんとした台本上のセリフだったなんて(笑)
なんて前回のシリーズとセリフを比較出来るなんて
これも再演&再度観に行ったおかげかな。

ストーリーも会計士のレオ(長野さん)が
「舞台が失敗するほど儲かる」原理を発見して
それを実行するためにレオを丸め込むマックス(イノッチ)
その「舞台が失敗すると儲かる」原理が
今回はよくわかった。
つまり、舞台を製作する費用をスポンサー(この場合はマックスの金づるのおばあちゃん達)
から集める。
出資者には公演の成功報酬として配当金を支払う義務がある。
でもその舞台が失敗すると「舞台は成功しなかった」ということで
出資者に配当金を払う義務がなくなる。
つまり、出資してもらったお金のほんの一部で駄作を作り
超短期間でクローズになれば、
のこりのお金はぜんぶ自分の儲けになる。
そう・・・サギだよね(^^;)

正々堂々としたサギ行為が笑えてしまうのは
レオマックスがマジメにお金儲けのために奔走する姿が面白かったからだろうね。
マックスがたまたま窓の外にいたグラマーな女性に手を振ったら
それがウーラ(彩輝なおさん)で、ウーラも舞台にかかわることに。
ウーラは、かわいいよ〜〜〜!!
めっちゃグラマーで、でもヘンにいやらしくなくて
レオに積極的にせまっていくウーラはステキ☆
宝塚の女優さんって舞台に映えるわ。

イノッチのマックスは、実際はもっと中年の設定なんだろうな。
でもおばあちゃん達と「いやらしい遊びごっこ」で
がんばって遊んでいるマックスを観てたら「あ、アリかも」と
納得してしまった。
終盤でイノッチがサギでつかまり、刑務所で劇中の出演者のソロパートを
全て歌い踊るという離れ業は、イノッチにしか出来ないよな〜〜〜!!
観ているこっちが「がんばって!あと少しよ!」って応援したくなりました。

長野さんのレオは、気弱な会計士で、子供の頃から青いタオルが手放せない。
興奮するとヒステリーがおこり、それを落ち着けるためにタオルを顔に巻きつけて
床に寝転んでヒーヒー言ってる姿が面白かった(笑)
それからマックスと共謀してダメな舞台を作ろうとしながら
カルメンやロジャーの襲撃(?)に耐えて
最後にはウーラとゴールイン。
詐欺の容疑でつかまる前にブラジルに逃げたけれど
やっぱりマックスを一人に出来ない、と出頭するところは
レオの男気というか、友情にほろっときたわ。
最後は、みんなハッピーエンドで気持ちよく終了。
やっぱりミュージカルは楽しくなきゃね。