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本当は、東京ドームで夏のコンサートのはずでしたが
今回は、地震で電力不足ということでイベントになりまして。
そのイベントは、嵐が先生になってお客さんに様々な「授業」を行うという
初めての試み。
ラッキーなことにそのイベントのチケットが当たったので
授業を受けに行って来ました。

まず東京ドームの周りが夏のコンサートグッズを買い求めるお客さんの行列。
ドームの外の歩道まで行列が伸びていました。
時間も早かったから自分もコンサートグッズを買おうかと思っていたけれど
あまりの行列の長さに心が折れて、そのままドームへ入りました。
そしてトイレの行列に並んだらスタッフさんが
「え〜〜、コンサートグッズは販売終了です。今から並んでも
買えるのは6〜8時間後です!」
販売終了・・・・・まだ午前10時なのに(笑)
改めて嵐の人気の高さに驚きました。

で、ドームはグラウンドの中央にステージが作ってあり
周りには白い風船が敷き詰められています。
白い風船にカラーの風船で太陽とか星とか模様が描いてあります。
すっごく手作り風を強調してた感じ。
そしてステージの上には「嵐学(学=昔の漢字だったけど、文字が変換できない)」のロゴ。
スタンドの壁には「日々是気付」の書。
開演15分くらい前に、スタッフさんが30人くらいゾロゾロと歩いて
中央のステージの下へ潜って行きます。
スタッフさんが客席に向かって手を振ったりしてなんかゆるいな〜(笑)
そしてアナウンスは「教壇上に駆け上がるな」とか
ドームを学校と言い換えて説明したりちょっと変わっていました。

で、OPはまず「職員室へ来てください」と嵐先生を呼び出す放送から。
ステージには、メンバーの手描きのアニメーション。
そしてBGMは、LOVE Rainbow(*^^*)

ステージ上のスクリーンに白衣を着た嵐が映ると客席からは悲鳴。
口々に「行きますよ。櫻井センセ」とか「そうですね。相葉センセ」とか
呼び合って楽しそう(笑)
そんな中、なぜかイヤモニしている上からタクアンを食べようとしていた大野センセ(笑)
5人がドーム(教壇)に移動しながらじゃれあっている中、
大野センセは「イヤモニが・・・タクアン臭くなった!」→自業自得ですよ、大野センセ(^^;)

嵐先生の白衣の背中には、それぞれの授業内容のタイトルが書いてありました。
大野センセ=モシモシ
二宮センセ=ドキドキ
松本センセ=ビリビリ
相葉センセ=パクパク
櫻井センセ=パチパチ
まずは、大野先生が開校宣言。
なぜかすっごくカマっぽく宣言してました(^^;)
号令は、櫻井先生
最初に壁に掲げてあった「日々是気付」について
「日ごろの何気ないことに気づくと楽しいよ」という意味だと説明してくれた上で
朝、ドームの周りに出没していたピンクのウサギの着ぐるみが
相葉ちゃんだったということもわかって客席が笑ったところで
嵐先生の授業が始まりました。
1人1人が約30分ほどの授業。
それぞれ個性的な授業でした。

1時間目は、二宮センセ
他の4人は白衣を脱いでステージ上にセットされた席について授業を受けます。
二宮センセが、教壇に上がってまじめに授業を始めようとしたとき
一人の生徒に目がとまり、生徒を注意。
「相葉くん、半笑いだけど、どーした!?バカにしてんのか!?」
スクリーンに映った相葉ちゃんは、楽しくて仕方ないみたいでずっと笑いをこらえています。
思わず歯が見えちゃうんだよね(笑)
そして会場にはドックンドックンと心臓の鼓動の音が。
するとメンバーが「・・・・タブー!?」→櫻井センセのソロ曲ね。
松ジュンがタブーを軽くパクり(笑)
なぜか櫻井センセが怒られてなかなか授業が進まない。
二宮センセの授業「ドキドキ」は、心拍を測る装置をニノが1日着けて生活して
1日の心拍数を測る実験をした結果を報告するというもの。
VS嵐の収録や夜お酒を飲んでいるときもずっと装置をつけたまま。
翌日起きるまでの心拍数を測って結果発表。
心拍の計測の様子をカメラがずっと追いかけていたんだけど
運動したときや、誕生日のサプライズで感激したときなどは
鼓動が早くなるのね。
それにゲスト(楽しんご)に告白されたときも鼓動が早くなってた(笑)

実験結果の鼓動の数をメンバーに質問する二宮先生。
順番に聞いていくと、大ちゃんが「10万回!?」
その回答に怒った二宮先生が言った
「大野さん!あれほど実験結果の数字を上回っちゃいけないっていったのに!
答えの数字が下回っちゃったら盛り上がらないでしょ!」
答えは8万回(だったっけ!?)でした。
大ちゃんが半笑いでごまかしていると
二宮先生が水鉄砲で攻撃。
逃げる大ちゃんをメンバーが捕まえて固定すると
二宮先生は、大ちゃんの股間を水鉄砲で攻撃
まるでおもらしをしたみたいになった大ちゃんはちょっと元気がなくなった(笑)
で、半ギレで二宮先生に謝った「すいません、センセ(怒)」
そんな面白い感じで進む授業でしたが
心臓の心拍や、1日に送り出す血液の量の事や
わりとためになる内容もありました(笑)
心拍を計測する前に内臓のCTスキャンを体験したり
VS嵐の収録の時、はいてたパンツが相葉ちゃんと全く同じパンツ
「まさかのパンツ被り!?」→鼓動が早くなっていました。
でも心拍や血液の量、血管の長さをいちいちチェホンマンでたとえるのは
やめてほしいわ(笑)
全然現実味がないんだもの。何よ、チェホンマン5千人分て(^^;)

で、その後グラウンドを4人でリレー(心臓の鼓動を感じてもらうため?)
二宮先生は、号令をかけるので走らない。
相葉ちゃん大ちゃん→松ジュン→翔ちゃんの順で本気(笑)のリレー。
3人順調に走り、最後の翔ちゃんが走ってゴールに近づくと
ゴールテープをスタッフから奪った相葉ちゃんニノ全力ダッシュ!!
翔ちゃんはなかなかゴール出来ず、結局1人で300メートルくらい走りました。
ゼーゼー言いながら翔ちゃんは「・・・ゴールって動くことがあるんですね」←はっはっは!!
そして相葉ちゃん「本当に楽しそうですよね(怒)」
ニノ、「相葉さんに呼ばれて・・・(スタート地点から)走って・・・ゴールテープ持って
走って・・・・・」
と息が切れていた。
翔ちゃん「オレの次に長い距離を走ってたよね(笑)」
で、リレーの後、授業のまとめということで
スクリーンには「毎日7トンの血液!10万キロ!!」という
シュールなスローガンが映されて二宮先生の授業は終了しました。

2時間目は、松本先生のビリビリの授業。
そのタイトルのとおり、電気は大切にね、という内容。
一度、ドームの全ての照明をOFFにして電気のないドームを体験しました。
4万5千人が集まってもシ〜ンと出来るのね。
電気の語源は「エレクトロン=琥珀」だとか
原子力の他に、太陽熱や地熱発電もあるんだよ、という授業でした。
最初にステージに一般的な家庭のリビングと自転車の発電システムが登場して
1台で発電できる力を「1アラシ」という単位で表して
照明を点けるのに何アラシでいけるかを実験。
松本先生が自ら発電してみる羽目になり息をきらしながらなんとかライトを点灯。
次は、テレビをつけてみようということになり
「上から目線の大野さん。自転車こいで!」と指名。
大ちゃんは一生懸命発電しましたが1アラシではテレビはつかなかった。
そして苦しそうに「もっ・・・・モモさんがっ・・・」←大笑
で、2アラシでいこうということで再び大ちゃん相葉ちゃんが発電。
なんとかテレビがついたんだけど
発電していた2人は、ぐったりしながら
「最終日だから・・・・初日と違うねっ!!」ともだえていました。
最後はドライヤー。
これは、ワットが高いので蓄電器に電気をためるということで
5アラシがスタンバイ。
松本先生が「1曲分、がんばって電気をためましょう」というと
翔ちゃん「バラードだと漕ぎ辛いよね」
そんな翔ちゃんの心配をよそに、流れてきた軽快な
Happinessにあわせて自転車をこぐ嵐の皆さん。
そしてHappinessを歌って応援するぬーたち4万5千人(笑)
約4分ずっと自転車をこいで電気をためたのに
ドライヤーが使えたのはわずか8秒でした。
電気の授業は、わかりやすかった(笑)

3時間目は相葉ちゃんのパクパクの授業。
まず、ステージで相葉先生がホイコーローを作りました。
それを周りで見ているメンバーが
「昨日のポークチョップはひどかったね」とか言ってたから
毎回作る料理が違う模様。
で、ホイコーローは中華料理なので「親父を超える日が来た」と言ってる
相葉先生ニノちゃん「親父は丸美屋ですもんねっ」←はっはっは!
料理に集中しながら「違います!!違います!!」と否定する相葉先生はかわいかった。
それに唐突に「今、何でかって聞いた!?聞いた!?」
とんでもない天然を披露。誰も何も言ってなかったのにね(^^;)
さらに「ツール」を「ルート」といい間違えも(笑)
でも出来たホイコーローは本当においしいらしくて
手を合わせて「ナ〜ム〜」とふざけて挨拶したメンバーも
普通に食べていました。
食べながら授業のメインのVTRが流れます。
それは・・・今日の授業で一番重いテーマでした。
ホイコーローの具材の豚がどこで育ってどこから出荷されてここまで来たのか。
北海道の養豚場へロケに行った相葉先生。
子豚の世話をしたり抱っこしたり、そこまではいつもの動物ロケみたいでした。
が、そこから「出荷」の場面になると雰囲気はガラっと変わります。
養豚場のご主人にスプレーを渡された相葉先生
「この中から10頭、あなたが選んで印をつけてください」
そう、相葉先生は、出荷する豚を選ぶ役目をおおせつかりました。
深刻な顔で悩む相葉先生。
ここで印をつけられた豚は、ここへは2度と帰ってこれない運命。
中には、人懐こく相葉先生に寄ってきて甘える豚もいる。
ご主人は「(運命を知らずに甘える)こういう豚もいるんだよね。」
何とか10頭スプレーで印をつけて、今度はトラックへ誘導する。
中には、気配を察して逃げようとする豚もいる。
なんとかトラックに追い込んで、トラックは出発。
見送った相葉先生は、ご主人に「いつもどんな気持ちで?」と
出荷の心境を聞いた。
ご主人は「命をいただくのだから、そこまでは愛情をかけて育てる。
出荷した時は『いい仕事したな』と思う」と答えた。
そしてVTRが終わると相葉先生は静かに言った。
「そして今日食べた豚肉は、僕が選んだ豚をわけてもらってきたものです」
相葉先生のまとめは、「将来食料不足にならないために出来ることは、
残さない、捨てない、感謝して食べる。
おいしいものを食べよう、と思うのではなく、どうやっておいしく食べよう、と
考えるのも大事。ごちそうさまありがとう」という感謝の言葉でした。
客席で泣いてた人もいた。
ぬーも泣いてしまいそうでした。命をいただくということに日々感謝しよう。

で、しんみりしたまま4時間目へ。
櫻井先生「あの授業と後って・・・やりずら〜い」と言いながら始めたのは
パチパチの授業。
最初、松本先生のビリビリと何が違うのかと思ったけど
このパチパチは、拍手の音でした。
日々イロイロな褒められポイントを意識しながら生きようという事。
普段普通に生活している身の回りには、イロイロな人のいろいろな工夫が活きているんだよ
褒められると気分がいいでしょ、だからみんなで褒めようよ、という内容だったんだけど
まずVTRには、御茶ノ水博士ならぬ「水道橋博士」に扮した櫻井先生が登場。
やたらとテンションが高く「前日睡眠時間3時間!」と絶叫しながら
水道橋駅→東京ドームへの道のりで細かい褒められポイントを
褒めながら歩く水道橋博士(^^;)
マンホールに向かって「♪マンホールヤッホ〜〜」と叫んだり
付け鼻がとれてスタッフに「あの・・・キャラクターが変わってきてますけど」
と言われれば「も〜〜、何だかわかんなくなっちゃった〜〜〜〜」とへコみ
キャラが定まらないままVTRが終わりました
本人曰く「マンホールヤッホーは、現場で異常なくらいウケたの。
でもドームではスベッた!!」
櫻井先生のまとめは「いつも心にパチパチを」でした。
なんだかすっごく息抜きできた授業だったわ。櫻井先生に拍手☆

最後は大野先生
大ちゃんが先生・・・・・不安だ・・・・。
大野先生はモシモシの授業。
モシモシ=電話でした。
まずモシモシの語源は明治時代の電話交換士の「申し申し」からだとか。
で、5時間目はちょっとしたサプライズが。
事前に自動抽選で無作為に4万5千人の中から選ばれた1人が携帯電話をスタッフから
渡されて、教壇上の大野先生とお話ができる
という、
大ちゃんファンにはたまらない&うらやましい企画でした。
選ばれたお客さんは、渡された携帯電話もプレゼントされてた。いいな〜〜。
そして人をつなぐのは、電話、メール、手紙・・・たくさんあるけれど
手と手もつなげるよ、ということで
見知らぬ隣の席のお客さんと手をつないで大野光線(本人がこう呼んでた)を
浴びたらつないだ手を挙げたままになってしまうという遊びもありました。
大野光線・・・・黄色いスポットライトが客席をグルっと照らしただけ(笑)
メンバーからは「自分発信じゃねえだろっ!」とか「スタッフと息が合ってない」とか
散々な事を言われた大野先生
大野光線は、確かに本人のリアクションと光線がだいぶずれてたね(^^;)
で、言葉で思ったことは伝えよう、ということで
翔ちゃんにメンバーが1人1人言葉を伝えることになりました。
毎回違うメンバーを指名してたみたいね。
ステージから少し離れた場所に小さいサブステージが作られて
そこに歩いて移動した翔ちゃんにメンバーが声をかけます。

松ジュン=ラップの詩がカッコいい。嵐の楽曲を嵐らしくしてくれる翔君に感謝です
相葉ちゃん=メンバーで唯一2人で六本木ヒルズに買い物に行った。
      翔ちゃん!大好きです!・・・あ、「ありがとう」じゃなくて大好きって言っちゃった
ニノちゃん=新しい番組が始まると、必ず1回目を負かされる翔ちゃん。
      嵐の『安心感』です。全てにありがとう!
大ちゃん=いつも新聞を見せてくれてありがとう

大ちゃんのまとめは「人が一生に出会える出会いはおよそ4万5千人。
名前を覚えるのは約3千人。顔と名前が一致するのが500人。
そして『親友』と呼べる人数は僕ら嵐のメンバーと同じ『5人』と言われています
最後に「大切な人に『ありがとう』とたくさん伝えよう」と締めくくられました。

今回はイベントなので歌はナシ、ということでしたが
最後にメンバーがトロッコに乗ってグラウンドをひとまわり。
そして紅白で歌った「ふるさと」だけは歌ってくれた。

自分を大事に。物や人、資源や生き物を大切に。出会いを大切に感謝を忘れずに。
5時間授業を受けて個人的に嵐のファンだから思うんだろうけれど
どんな政治家やテレビより、嵐の一言の方が心に響くわ〜(T_T)
嵐に限らずいろんなジャンルの人がいろんなファンにこうやって地道に呼びかけたほうが
日本の復興に役立つんじゃなかろうか?