坂本さんの舞台
坂本さんの舞台を観に行ってきました。
席がXのつく席。
そう・・・めっちゃ前だったのだ。
また新しいブロードウェイミュージカル。
ストーリーは、今まででも一番単純でわかりやすかったと思う。
ビリー=坂本さん
イーディス=大和田美帆
ミッキー=大和悠河
プリンス=鈴木綜馬
ミスター=川平慈英
1972年のNY。
飛行機乗りのビリーは、前人未到の大西洋横断無着陸飛行を
目指している。
毎日飛行機のことしか考えていなかったビリーが
ある日、水中レビューのスター、イーディスに一目ぼれ。
ダサい自分を変えてイーディスにアタックするべく
ミスターにアドバイスをもらう。
そしてイーディスにアタック。
それを見て、心配になる飛行機の整備士ミッキー。
イーディスは、ビリーに惹かれるが
レビューのオーナープリンスとの間に何やら秘密があって
どうしてもビリーに飛び込めない。
オーナーは、イーディスの過去を握っていて
それをネタにイーディスを拘束していた。
イーディスは、オーナーから逃げるため
ビリーに飛行機に乗せてくれと頼む。
愛するイーディスのために飛行機に燃料を積むビリー。
でもオーナーがそれを邪魔しようと
燃料に水を混ぜた。
整備士のミッキーは、ビリーの周りをかぎまわるオーナーを
警戒していたが、燃料の水には気づかず
翌朝ビリーとイーディスを乗せた飛行機は飛び立ったが
のちに消息を絶った。
ビリーとイーディスは、孤島に不時着していた。
2人の時間を楽しんでいたが
そこへミッキーとオーナーがやってくる。
2人が離れ小島と思っていたのは
なんとNYの小さな島だった。
オーナーに脅され、船で帰るイーディスを
何も出来ずに見送るビリーだった。
しばらくして水中レビューは解散。
ダンサー達は、故郷に帰っていった。
その中にイーディスは居ず、
モロッコにいると聞いたビリーは、モロッコに飛行機で向かった。
邪魔しようとしたオーナーに銃を向けたミッキー。
実はオーナーは、ロシアのスパイ。
身を隠すために水中レビューのオーナーに扮していた。
そしてミッキーはアメリカのスパイ。
ロシアのスパイを追っていながら
ビリーの大西洋横断無着陸飛行を成功させるという任務も背負っていた。
オーナーを捕まえたミッキーは、
長年オーナーを追いかけているうちにいつのまにか
敵なのに惹かれてしまったと、本人に告白した。
モロッコに着いたビリーは、外国人向けの飲食店で働く
イーディスと再開。
彼女の過去もすべて受け入れて、改めてプロポーズした。
と、まあ、こんな感じでした。
ミュージカルなので坂本さんはずっと歌ったり踊ったり。
タップも踏むし、器用だな〜と思った。
ヒロインの大和田美帆さんは、あの大和田獏さんと岡江久美子さんの娘さんらしい。
歌がうま〜い!!ダンスも上手〜〜〜!
俳優さんの2世というのが全然気にならないレベルの高さ。
こんなすごい女優さんがいるんだな〜。
ビリーとイーディスが水の中でステップを踏んで踊るシーンは
とっても軽やかで楽しそうでした。
それからミッキー役の大和さんは、どうも宝塚の男役だった方みたいです。
スタイルいいし、演技も大きくてステージにいるだけで存在感大。
でもせっかく宝塚出身の方なのに、このミッキーって役は
あんまり踊ったり歌ったりの出番があんまり多くなかったので
全体的に存在感はあるのに役柄は地味だった。
それにロシアのスパイ(プリンス)を捕まえていきなり
「追いかけてたら好きになった」とか言っちゃって
そこまでのエピソードは、まったく描かれていなかったもんだから
見ていて不自然な告白シーンだったな〜〜(と、個人的に思う)
てっきり前半は、ミッキーがビリーのことを好きなんじゃないかと思ってた。
でも違ったのよね〜〜。
ミスター役の川平さんは、なんか全体的に大物的な扱いだったけど
あのミスターってよくわからない(^^;)
ビリーにタップを教えて、自分はちょこっと歌ってちょこっと踊って終わり・・・
そんなに重要な役だったか!?
別にどうでもよかったように見えたのは、ぬーだけかな〜。
最終的にハッピーエンドだからいいんだろうけれど
今回のストーリーは、あんまり劇的なシーンがなくておとなしい印象でした。
再演があったらどうしよう?
観にいくかな〜〜・・・(笑)