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長野さんがミュージカルをやる、ということで
グローブ座へ観に行ってきました。

タイトルが「オフブロードウェイミュージカル」と銘打ってあるので
メジャーじゃない感じのミュージカルなんだろうな、と安易に考えて行ったぬー。
観た感想は「うん・・・・・頑張ってたね、長野博」という感想(笑)

2時間弱の舞台でしたが、ほとんど歌っていましたね。
まだレポを書いている今現在、公演はまだ途中。
ネタバレしちゃうかな!?
って思うけど、内容がほぼコンサートだからま、いっか(笑)

ジンクス=博
フランシス=ジョン・カビラ
スパーキー=松岡充
スマッジ=鈴木綜馬

登場人物は4人。
後は、ステージのバンドが3人。

ストーリーは、高校時代に結成したコーラスグループ「フォーエヴァー・プラッド
が大きな公演に出演するために作った新しい衣装を取りに行く途中に
バス事故に遭い、4人とも死んでしまった後の話。

グローブ座の客席にゾロゾロと出てきた4人。
現代に一時的に蘇ったという設定(?)
「あ〜〜〜!ここの人たち、皆生きてるっ!!」という驚きの声から始まる。
主にコンサートを進行するのは、フランシス
4人とも自分が死んでいることを理解していて
それでもどうしても最期にコンサートをやりたかったために
現代に降りてきたらしい。
そしてなぜかコンサート会場が設定されていて、バンドも観客もいる(ぬー達ね)
そこへ個性的なメンバーがスタンバイ、コンサートが始まる。
歌を次々披露しながら、メンバー達の個性や、育った環境、公演への思い入れなどが
トークで挟み込まれる。
特に大きい事件やハプニングも無くて
ただぬー達は観客としてフォーエヴァー・プラッドの公演を鑑賞しているだけ。
今までにお金を払って観た、どのミュージカルよりも「小ぶりで手作り」な印象でした。

4人は、生バンドで生歌。
カビラさんの実力は、坂本さんのミュージカルで見たことがある。
ただ「い〜〜んです!」って言ってるだけのタレントさんじゃないのね(笑)
歌もトークもお上手で、たぶんこのミュージカルの主役なんじゃないだろうか。
もともとオフブロードウェイでこの舞台を観て気に入ってたみたいだし。
気が小さいジンクスやスマッジ、チャラい(笑)松岡君を
上手に盛り上げていました。
松岡君は、SOPHIAのボーカルだったし、歌番組で歌声も聴いたことあるけど上手よね。
目も大きくて、お顔もきれいだったわ。この舞台では、ジンクスと異母兄弟の設定でした。
人一倍、メンバーとスキンシップしてたし、客席へのサービスも旺盛で
「この人、舞台向きかも」と思ってしまいました。
スマッジの鈴木さんは、パンフレット見てわかったけど
あの坂本さんの「アリバイのない天使」の坂本君の上司役だった方ね。
あのときも面白かったけど、今回も良かったな。
それに、なんと鈴木さんはピアノも弾けるんですね!
役者さんて、すごい人がいるんだな〜〜〜。
劇中にピアノを弾くコーナーがあったんですが
そこでちょっとしたイベントが。
まず、客席からピアノが弾ける人を募集。
立候補した人を一人舞台に上げて、鈴木さんと一緒にピアノを弾いてもらい
それにあわせて客席も歌いました。
他にも一緒に手拍子したり、客席参加型のミュージカルでした。

ただ、ピアノに立候補した人、松岡君のファンなんだろうけれど・・・・・・
フランシス達が何度も「ピアノを弾ける人!!」って言ったのに
真っ先に勢いよく手を挙げまくって、めでたく指名されたけど
実は、「ピアノ経験が無い」だって。うそつき(^^;)
でも簡単な片手だけの単調な演奏だったから素人でも大丈夫だったけどさ
あれは、ちょっと無いわ(笑)

さらに「どこから来たの」の問いかけに「太田」←いやだわ、同郷。
そして「名物は?」と聞かれて「こんにゃく」←太田は太田焼きそばだろーがっ(怒)
でもグルメなジャニマロ「生産量日本一ですからね」と言ってた(笑)
最後に「これであなたもフォーエヴァー・プラッドのメンバーです」と
認定証をもらって、客席に向かって何度もお辞儀をして舞台から降りたけど・・・
他に手を挙げた人の中には、ちゃんとピアノ弾ける人がいただろうに。
な〜〜〜んか・・・・なんだかな〜〜〜(^^;)

まあ、それはおいておいて
肝心のよ。
博がミュージカル。って事も不安だったし(^^;)
ミュージカルが始まってみたらほぼ2時間歌いっぱなしだし
時々音がブレてた気がするし
観てたこっちがドキドキしたよ。
あ〜〜、心臓に悪いこと(笑)
でも、オドオドしてる演技はかわいかった。

格子柄のスーツももらって喜びもつかの間
公演が終わりに近づくと、メンバーが口々に「終わりたくない」と言う。
そうね・・・この公演が終わったら、心残りがなくなって「さよなら」って事だものね。
泣くメンバーにフランシスが「前を向かなきゃ」と励まして
最後の歌を歌う。
公演の終わりが、フォーエヴァー・プラッドの最後。
たぶん4人は、思いを遂げて天国に帰っていったんだろうな。

ミュージカルというよりも、コンサートを観ていた感覚。
終わっても、何かすっごく感動したとか、怖かったとか、難しかったとか、
それのどの感情にも表現できない。
何だかほのぼのとしたミュージカルだったわ。
心からフォーエヴァー・プラッドの安らかな眠りを願いたい。
それから、よく頑張ったわね。