健ちゃんの舞台  ICON26B.GIF - 2,668BYTES



SOME GIRL(S) を観てきた。

今回の舞台は、観劇前に買ったパンフレットを開演前に読んでも
いまいち内容がまとまらない印象だった。

主役のちゃんには名前が無く、「男」とだけ記してある。
舞台はアメリカ。
男がかつて付き合った女性の元を次々訪ね、
過去の恋愛事情を掘り返し、各モトカノを怒らせて、
挙句の果ては「過去の振る舞いのお詫び行脚」だと言う。

いつもは、ストーリーをおおまかにレポするんだけれど
どうにも内容がまとまらなくて(^^;)
なんといっても、1幕ごとに出演者がちゃんと彼女の2人きり。
モトカノをホテルの1室に呼び出した男が
昔の恋愛を掘り返すだけの、会話劇なのよね

時代・・・よくわからない。

1幕=シアトル
モトカノ(サム)=宮地真緒

男の高校時代の恋人。
お互い若かった事をなつかしむ男。
男は現在は小説家。
サムは、現在結婚してシアトルで夫と子供と幸せに暮らしている。
昔のことを掘り返されて怒りを男にぶつけ、ホテルを出て行くサム。
あとに一人男が取り残された。

2幕=シカゴ
モトカノ(タイラー)=岡田あがさ

男の大学院時代の恋人。
男と同様に昔のことをなつかしむ余裕がある。
今、肉体関係があっても大丈夫だという。
タイラーは男を誘うが男は断る。
なんでも男にはフィアンセがいるそうだ。
そのフィアンセと結婚する前に
過去の彼女達へ償いをして禊をしたい、というのが男の旅の目的らしい。

3幕=ボストン
モトカノ(リンゼイ)=村岡希美

男が大学院で講師をしていたときの同僚。男の上司の妻であり、2人は不倫関係にあった。
昔、突然ボストンから逃げたことを詫びる男。
リンゼイは、今までのモトカノと違って、怒ることは無くいたって平静。
「夫に、あなたとの事はすべて話した。でも夫は理解してくれた」と
男もびっくりするようなことを告白。
そして「あなたがいなくなって、残されたあたしがどんなキモチだったかわかる?」と
詰めより、さらに「今度はあなたがフィアンセに対して罪の意識を背負うべき」と
男とリンゼイがこの場で肉体関係になることを迫った。
さらに驚く事に、ホテルの駐車場には、リンゼイの夫が待っている。
大学院でジェンダースタディを研究している夫婦にとってはこれも研究材料になるのか?
リンゼイの気迫におされ、服を脱ぐ男。
観念してベッドに入り、目をつぶっているうちにリンゼイは出て行った。
ある意味仕返しを成功させたモトカノに対して何も出来ない男。

4幕=ロサンゼルス
モトカノ(ボビー)=村川絵梨

双子の姉妹の一人だったボビー。
突然姿を消した男に対して一番怒った。
大学生時代、双子の姉と自分を比べて付き合ったんじゃないかと
疑うボビー。
そんなことはないと言い訳する男。
次第に興奮するボビーが不意にホテルの電気スタンドにしかけられた
盗聴マイクを発見。
「・・・・・何よ・・・これ・・・」
今にも男につかみかかりそうなボビーに男は
今までの旅と本当の目的を白状。

実は、小説を書いている男は、小説にリアルさを求めるために
モトカノに片っ端から「逢いたい」と連絡をして
逢いにきてくれた彼女をわざと怒らせて
過去の恋愛について語る男女のリアルな会話を収集していた。
その最低な行動に呆れるボビーに
男は「リアルな事を小説に描くのは悪いことか?」と開き直る。
ボビーが出て行った後、フィアンセから電話が入る。
フィアンセに「愛してるよ」と平然と伝える男・・・・・。

こんな感じにしかレポできんっ!
観終わってこんなに釈然としない舞台って初めてよ。
こんな最低な男のストーリーをよく舞台化しようと思ったわよね(笑)
それになんでモトカノの名前が「サム」とか「ボビー」とか男っぽいんだろ。
それでもこの舞台で良かったことは
ちゃんがリンゼイに迫られて、パンイチ姿になったとき
ぬーの座席が最前列から3列目でめっちゃ眺めが良かったことだけかな(笑)
相変わらずのベビーフェイスで細マッチョ。
いいねえ、健ちゃんはかわいくて。