再演フットルース  表紙へ。  読みたくなかったら戻ろう。

昨日は赤坂ACTシアターに坂本さんの「フットルース」をみに行ってきました。再演ですが、今年は去年よりも迫力があったような気がする。
席は10列26.27番。中央の通路よりも前で。席も中央で見やすかった。去年は中央の通路よりも後ろで、左よりだったからね。
それにしても、今年はACTシアターによく来るな〜(^^;) 6月から3回も通ってるよ。もしかしたら、地元のデパートよりも出かけてるかもよ(笑)
しかも今日は「東京公演初日」こりゃあ誰か来るでしょ!!!とよこしまな期待を抱いて待ってましたが、村井国夫さんの奥様の音無美紀子さんとそのお子様しか来てなかった(「しか」ってすっごく失礼だわ。海より深く反省)音無さんは、女優サンなのにごく普通に劇場内をウロウロ。劇場入り口や廊下で何度もぬーはニアミスしました。お子さんは娘さんと息子さんの2人。音無さんと同じく黒系のきちっとした服装で、ハイソなカンジでした。「さすが上品だわ〜、それにつけても子供2人、村井さんソックリ〜」って思っているうちにミュージカルが始まりました。

ストーリーはこんなカンジ。シカゴで育ったレン=マコーミック(坂本さん:18歳!)は、父親が突然家出してしまい、母(前田美波里さん)と二人、母の弟の暮らす田舎町ボーモントへ引っ越してきた。ボーモントは5年前に起こった事故「ポウタニーブリッジの悲劇」によってダンスは禁止というなんとも堅苦しい、娯楽のない町だった。町の人々は牧師ショウ=ムーア(村井国夫さん)の絶対的な権力に抑圧されていた。そんな町に引っ越したレンは都会育ちで何かと目立つため、シカゴにいたときのように「普通」に振舞っているだけで問題児扱い。大人たちから目の敵にされてしまう。牧師の娘エリエル(今井絵理子ちゃん)は、5年前から心を閉ざしてしまった厳格な父親の厳しい監視から逃れたくて何かと反発していた。
学校でも問題児扱いのレンだったが次第にトモダチもできて、「ダンスパーティーを開こう。そしてこの町を変えよう!」と奮起する。そして「初めて逢ったときから気になって仕方がなかった」エリエルとの恋も同時に進行。
そして町議会に挑み、「ダンス禁止」条例の撤廃を要求する。一筋縄ではいかないムーア牧師と対決するため、トモダチやエリエルの強力な後押しもあって議会はレン達の情熱にゆれる。だが議会の事前にムーア牧師が根回ししたために町議会は要求に反対。結局要求は否決された...。
「もうダメダ」自暴自棄になるレン。母親は言う。「今日のアンタは良かったわよ。それにムーア牧師も言ったでしょ『ダンスパーティーが安全なものだと証明できるのなら、反対はしない』って。」とレンを勇気付ける。
そしてレンはムーア牧師と和解するために最後の話し合いに出かける。

ムーア牧師も5年前の事故で息子を亡くさなければこんなに変わりはしなかった。「ポタウニーブリッジの事故」とは、町の将来有望な4人の若者(牧師の息子を含めて)が隣町に踊りに出かけ、帰りに車ごとブリッジから転落。4人とも帰らぬヒトになった。しかも4人の体内からアルコールとドラッグが検出された。最愛の息子を突然失ったムーアは失望し「娯楽、ダンス、酒、ドラッグは若者を破滅させる」と、町の娯楽を禁止したのだった。
それを知ったレンは、「愛する家族を失ったカナシミは自分にもわかる。父親が突然でていくのを自分はなにもできなかった」と牧師に告白。「エリエルがあなたに反発するのは、あなたが本当にエリエルを見てあげないから。気にかけて欲しくて反発するんだ」言いたい事をすべて吐き出してレンが帰ったあと、牧師は悩む。娘を監視し、妻にも憎まれ、町議会に根回ししてまで禁止しているダンスは、悪いものではないと、本当はわかっているのだ。でもそれを認めたくはなかった、愛する息子を奪ったのはダンスなのだから...。

翌日のミサで、牧師は晴れ晴れとした笑顔で言った。「ダンスパーティー、私は賛成だ」 ムーアの心は開かれた。そして楽しいダンスパーティーが始まった。5年前のカナシミに閉ざされていたボーモントの町にダンスが戻ってきた。

と、いうような青春色の濃いストーリーでした。坂本さんは相変わらず踊る踊る!そして抜群の歌唱力で歌う歌う!18歳の高校生の役ですが、充分通用しますよ、メークは濃いけど(笑) 鍛えられたカラダは、夏のコンサートよりも引き締まって見えました。衣装はほとんどフレンチ袖のTシャツで、腕がすっごくたくましい! でももともとスリムなのにさらにスリムになってた。顔も精悍になってたし、なによりも生き生きしてました。やっぱり坂本さんはミュージカルがダイスキなのね。楽しそうだったわ。バク転も披露してくれたし。

今年のヒロインは元SPEEDの絵理子ちゃん。彼女もダンスと歌がすごかった。「さすがSPEED!」って思った。バックダンサーさんと同じに激しい振り付けでダンスしながら歌うの。尊敬しちゃいますわ。
去年は中澤裕子姉さんがエリエルをやって、歌も演技もなかなかイケテたんだけどね、全然踊らなかったのよ。「モー娘。だったのに、なんで踊らないんだー!?」って首を傾げるほど(笑)踊りがなかったの。ミュージカルにはダンスがつき物なのに。
だから、今年の絵理子ちゃんのエリエルのほうが、ぬーさんとしては良かったな。

エリエルのお父さん役の村井さんはね〜、もうステキ。声がステキすぎ(T_T)
ストーリーの終盤までは、レンの敵みたいなもんだけど、随所で歌う村井さんの声はいいよ〜、一緒に観に行った友人たえちゃんが「9000円払っても観る価値あった」って感想くれたし。最後の息子を思って歌った歌なんてサー、気づいたらぬーさん涙ながしてたよ(笑)
エンディングでは舞台真横に突っ切って帰ろうとする「小ギャグ」もかましてくれたり、村井さんはダイスキな役者さんの一人です。

あと共演の人たちは去年と違うヒトが多かったです。去年レンの母親は元ピンクレディーの未唯さん。エリエルの母親はケイさんだったの。ピンクレディー夢の共演でとっても美しかったんだけど、ちょっと「母親」にするにはきれいで若すぎたのかも。今年は前田美波里さんと、高畑淳子さんだった。このお二人の歌唱力も半端じゃなかった〜!2人でデュエットする場面がめっちゃきれいでした。(そして美波里さん、顔ちいさ〜〜い!!!)

あと3人娘も一人を残して役者さんがチェンジしてました。(石橋けいちゃんがいなくなっちゃったのは少し残念。彼女スキだから)
そして去年よりもパワーアップしてました。絵理子ちゃんと歌って踊るシーンは「ほぇ〜〜!」って感動すら覚えた。
去年いた浦島りんさん(元FUNK THE ピーナッツの人)も池田由希子さんにチェンジ。池田さんはパワーパフガールズのバターカップの声でもおなじみのお方。佐野Pのチャリーブラウンにも出ていました。この方も声がステキ。

そしてウィラード役のアッキー。アッキーはもうすっかりジャニーズミュージカル班だね(笑) 笑のツボも心得てるし、顔も派手だから存在感バッチリ。
フットルースの三枚目をしっかり演じてました。

いろんな人たちからたくさんお花が届いていました。去年のヒロイン中澤さん、「とんかつロック」で共演した佐藤江梨子ちゃん、上野未来ちゃん、アッキーにはMAのメンバーから。なぜか高橋英樹さん等等。そのほか「亀戸フレフレ野球部」から←地元の野球仲間かな...(笑) でも今年は「サイクルセンターナガノ」からのお花が届いてなかった...ちと悲しい。

舞台が終わったのが夜の8時半。ACTシアターをでたら、外にも人がいっぱい。じつはACTシアターってTBSの敷地内にあるんだよね。そして昨日は、半年に一回の「オールスター感謝祭」だったのさ。タレントさんがたくさんTBSに集結してたわけよ。そしてちょうど舞台が終わった時間に外で自転車競技やってたの。ちょっと遠くてダレが自転車こいでるのかわからなくて、確認せずに帰って来ちゃったけど。そしたらナント!少年隊のかっちゃんがいたらしい。そのうえハセジュンやタキツバも(@0@) オ〜〜ノ〜〜!!!
ちゃんと確認すれば良かったな〜!
あの番組はジャニタレを隠しておいて、主要レースだけ出させたりするからね。(生放送だし、ジャニタレが外を走るなんてわかったら大騒ぎだもんね。苦肉の策なんだろうけど) でもレースだけのために待機させられてるタキツバって一体...(母親の情報によると「ほかにもカメンライダーアギトとか、他のじゃにーずもいたで」だって。5時間の長い番組をずっと見てたらしい。さすがぬーの母親)

そんなことはどうでもいいのよ。そう、フットルースよ(^^;) ミュージカル終わって、帰る途中、たえちゃんと「村井さん良かった」とか「絵理子ちゃんかわいかった」とか「坂本君はすごいよね」とかたくさんおしゃべりしながら帰りました。2時間の鈍行もちっとも苦になりませんでした。坂本リーダー最高。そしてフットルース最高!

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