大ちゃんかわいい  icon26b.gif - 2,668Bytes


  
TOKIOのマボさんとの大ちゃんが兄弟役の舞台ということで
すっごく楽しみだった舞台の日がやってきました。
場所は東京グローブ座。何度も通いなれているジャニーズ専用の劇場です。
開演時間は、夜の7時からとちょい遅め。
でも相方のぱんたさんと待ち合わせると、「電話で聞いておいたよ〜」と
事前に舞台の上演時間をしらべおいてくれたので
東京からちょい遠いところに住んでいる ぬーには大変ありがたかったです!
で、肝心の上演時間は?「休憩を入れても2時間ちょうどだって」
なんですと〜〜!?じゃあ、9時には終るのね?
8,500円も払った割には、ちょっと時間が短い気がするけれど(^^;)
地元に帰るのには余裕があってありがたいわ〜〜!!
席は、ちょっと残念な0列。一階の一番後ろの席。
背中はもう壁(笑)
でも狭い劇場だからオペラグラスなんかいりません。視界は全然利くのよ♪

ストーリーは、大まかに、ぬーの主観が入るとこんな感じでした。

ロサンゼルスの郊外の家。そこは、リー(マボさん)とオースティン
(大ちゃん)の
母が住む家。父親はずいぶん前に家を出て行った。重度のアルコール中毒だったらしい。
母がアラスカに旅行に行く間、留守番を任されたオースティン。
彼は、一流大学を卒業後、今では新進脚本家として活躍している。
オースティンには実家よりも北の町に家を持ち、妻と子供もいて幸せそのものだった。
今日は、ハリウッドのプロデューサーと新しい企画の打ち合わせがある。
気難しいプロデューサーと何ヶ月も打ち合わせを重ねてきた大きな企画だ。
これが成功すればオースティンの未来は、ますます輝かしいものになる。
ところが、そんな大事な日に、兄のリー(マボさん)が母の家をたずねてくる。
リーは、町での生活を嫌い、自由に砂漠で暮らしていた。主な収入源は「窃盗」
いつでもビールを片手に酔っ払い、非常に暴力的な兄だった。
5年ぶりの兄弟の再会だが、オースティンは不安になった。
その予感は的中。リーは強引な振る舞いでプロデューサーの心を引き
打ち合わせを軽く混乱させ、挙句の果ては
リー自身が考えた西部劇の物語を弟のオースティンに書かせて
そのストーリーの原稿を持って翌日プロデューサーとゴルフに出かけた。
そしてゴルフから帰ったリーとプロデューサーから
「リーの企画は面白い。大きな企画になる。是非オースティンに書いてもらいたい」
と言われる。それは自分の数ヶ月を費やした企画をたった1日で
リーに無駄にされたという事だった。

驚いて怒り出すオースティン。「西部劇が今時おもしろい?バカな!!」
プロデューサーの説得に耳を貸さず「ボクは、リーの物語なんか書かない!」
怒り叫ぶオースティンに、リーは、皮肉っぽく言う。
「オマエが言ったんじゃないか。今の暮らしは変えることが出来るってな」

プロデューサーが脚本を書くライターを探し、企画を進行させている間
オースティンは、酒をあおりすっかり自暴自棄になる。
それを尻目に慣れない手つきでタイプライターを打つリー

荒れた生活を送っていたリーには字も書けなかった。
思いどうりにならないことに腹を立て、タイプライターに当り散らすリー
それを見ながら大笑いするオースティン
今まで奔放な生き方をしてきた兄が大きなチャンスを目の前に悩んでいるのが面白いのだ。
「今までリーと一緒に話すのがこんなに楽しかった事はない!」とリーをからかうオースティン。
リーは、キレそうになるのをおさえて弟に懇願する
「なあ、ちょっとだけ力を貸してくれよ。なあ」
昨日までの兄弟の立場は、すっかり逆転していた。

どれくらいの時間が流れたか...。
暴れた2人が散らかしたビールや台所用品、紙が散乱したキッチンで
リーオースティンは向き合ってお互いの今までのことを話す。
見た目も性格も全く正反対の兄弟だが、お互いの生活に少し憧れをもっていた。
リーは、優秀な弟の成功を、オースティンは兄の自由な砂漠暮らしを。
りーは「オマエが脚本を書き上げたら砂漠に連れて行ってやる」と約束する。
オースティンは、それを承諾。
兄弟は、力をあわせて西部劇の脚本を書こうとする。
が、そこへアラスカ旅行から母が帰宅した。「一体どうしたの!?」
オースティンは驚く母に
「リーが脚本を作る。僕がそれを書く。書きあがったらリーがボクを砂漠に連れていてくれるって!」話す。
が、リーの気が変わり、急に西部劇の脚本の企画を投げ出して家を出て行こうとする。
それを必死の形相で引き止めるオースティン
すっかり自分を見失ったオースティンが電話のコードでリー
の首を締めた。
「リー!!キーを返せよ!ボクの車のキーを出せ!」
母が止めるのも聞かずに兄の首を締める弟。
母は、「もうこんな所にいられない!ここはもう(昔の家と)見る影もないわ!」と
恐怖と混乱で家を飛び出して行った。
車のキーをリーから奪い返したオースティンだったが
リー
息をしていないのに気がついた
びっくりしてその場を離れたオースティンだったが、それはリーの芝居だった。
キッチンで今にもつかみかかろうとする勢いでにらみ合う兄弟。
長い兄弟げんかは、いつまでも終わりそうにない...。

と、まあこんな内容に理解したんだけれど、ほかに見た人はどうでしょう?
2時間の舞台に出演者はたったの4人。
しかも母親役の木内みどりさんなんて、物語のラスト30分前くらいに
ちょろっと出番があっただけ(@_@)
実力派のベテラン女優さんなのに扱いがあんなんでいいのか?
物語のOP、家のセットの中でロウソクの火をもとに
静かに原稿を書いているオースティン
(大ちゃん)は、すっごく「大野智」っぽかった(笑)
そんなオースティンのロウソクのを指でもみ消したリー(マボさん)にはビックリした!
だって本物の火だよ〜〜!!あっついでしょうが!
そこだけでも「あ〜〜、マボさんは、バイオレンスなお兄ちゃんなのね」ってわかった。
1部は、ほとんど2人の兄弟の駆け引きというか、会話だけで進行した感じ。
だからぶっちゃけ「....なんだか....退屈...」ってのが素直な感想でした。
今までマジメにやってきたオースティン(大ちゃん)の努力が全く報われないなんて、かわいそうでした。
その反面、リーが要領よく弟の進む道を阻止して自分が成功しようとしたのに腹が立ったりしてね。
でもマボさん演じるリーは、文字も書けないほど学がないヤツで、粗暴なお兄さん。
ガタイのいいマボさんには、その野性的なカンというか、ワイルドさが本当に「ハマリ役」でした。
時々タンクトップ姿で後ろ向きに立つシーンがあったんだけれど
その佇まいが「...モデルみたいだ〜〜〜...」って見とれちゃった(*^^*)
だってさ、大ちゃんは小柄で背中もかわいく丸まり気味(笑)なのに対して
肩幅広いし二の腕もしっかりしてて、スタイルが良すぎるよ、マボさんは。
そして2人ともセリフ回しが上手で演技が上手だから
2人の後半のケンカというか、掛け合いだけを
ジャニタレさんを知らない人が見たら普通にアングラな役者さん(どんな表現じゃ)が
舞台をやっていると思っちゃいそう(笑)
それから よっぱらったオースティン
がリーをからかいながら
頭を小突いたりぶったりバカにしたりするシーンが目白押し。
しかも大ちゃん、酔っ払いの演技も上手。少年隊のカッちゃんと互角だわ!

事務所の先輩を小突く怖いもの知らずの後輩☆この縮図がファンにはたまりません(爆笑)
そしてこの大筋はシリアス(?)な舞台で
一番笑いを誘ったシーンが「トースターでパンを焼く」シーン。
この文章だけだと何だかわからないけれど(^^;)
オースティンが「リーに出来てボクに出来ないはずがない!」と
町中のトースターを盗んできちゃったの
(笑)その数約20個(いや、それ以上かも)
で、すっごくご陽気にコンセントを全てのトースターにつなぎ
そのトースター全てに食パンを押し込んで
どのトースターが一番いい焼き色がつくか調べてやる」←この大ちゃんがかわいかった(*^^*)
で、そのトースターから一斉に「ポ〜ン!」って焼けたパンが飛び上がったのだ。
そのパンをトレーに重ねて「リー、トースト食べようよ」って持っていくのよ(笑)
するとイライラしてるマボさん「いらね〜よ!このバカ!☆」
って怒るの。
その2人の掛け合いは絶品でした(^_^)

大ちゃん演じるオースティンは、いきなり不幸を背負い込んで
そのショックからナチュラルハイになっている人みたいでした。
マボさん演じるリーは、粗暴だけれど本当はものすごく頭のキレのいい人だったのかも。
でもどちらも最後は、自分の夢見た場所へはたどりつけないままお芝居は終った。
あれからあの2人は、一体どうなってしまうのかな〜?
最後は、あまりにブッチ切れて終ったからよく理解できないラストだった。
まるでにのPの「シブヤから遠くはなれて」を思い出すようなブッチ切れ(笑)
「後のストーリーは、自分で考えて広げなさい。」ってことかな。