とうさ〜〜ん!
今年も少年隊のミュージカルPLAYZONE2006を観に行ってきました。
プレゾンは、毎年脚本がオリジナル(あ、でも一昨年のWESTSIDESTORYは違ったか)
で、毎年面白い!
今年のタイトルは「Change」そのタイトル通りに人の中身が入れ替わるという話だった。
でも意外とシリアスで最後は泣いたよ(T_T)
ストーリー
10年前、錦織、東山、植草の3人は、企業秘密を盗む産業スパイだった。
ある日依頼を受けた任務を失敗。
弟分のアツヒロをその場に置き去りにしてしまった。
「アツヒロを見殺しにした」この出来事が3人を解散に追いやった。
以来、「お前があの時アツヒロを見殺しにしなかったら!」
お互いをなじり、自らも罪の意識にさいなまれながらそれぞれ全く別の生活をしていた。
そんなとき、錦織の前に1人の少年ジュンが現われる。
少年は、錦織達の過去を全て知っていた。
そして「今度こそ、10年前に盗めなかった物を盗み出してほしい」と懇願するのだった。
困惑する錦織に「4513310」の暗号を解けという謎の少年ジュン。
ジュン何者なのかはわからない。
でも植草にはアツヒロのミニカー、東山にはアツヒロの声入りのカセットテープを渡し
逃げずに頼みを聞いてほしいという少年の姿になぜかアツヒロの面影が浮かび
結局バラバラだった3人は、「1回だけ」という約束で研究所に忍び込む。
10年前、この研究所である研究が行われていた。
そのサンプルを盗み出すというのが3人に課せられた任務だった。
任務に失敗してアツヒロが死に、チームは解散したのだった。
研究所では今もあの研究が続けられていた。
研究所長の赤坂は、「この世のムダなものは排除し、必要な物だけが生きる世界」を
目指して研究を重ねて、ある装置を完成させた。
それは、過去の偉人の記憶や遺伝子情報を他人の脳にコピーする装置だった。
「これで、優秀な脳は、新しい体に次々コピーされて永遠に生きる」
狂気に狂った赤坂にジュンが連れ去られた。
残された3人は、「10年前と同じように少年も見殺しにはできない」と
研究所の最下部へ潜入する。
そこでは赤坂にジュンが必死で説得をしていた。
「この装置のエネルギーの膨張は止まらない。このままでは大変なことになる」
でも発動した装置を止めるには.....?
3人が少年のもとに駆けつけると
冷凍保存されたアツヒロの体があった。
そしてジュンが言った「僕です。アツヒロです。」
事態が飲み込めない3人にジュン(アツヒロ)が語り始めた。
10年前、瀕死の状態で研究室に運ばれたアツヒロは
赤坂の息子で植物状態のジュンの体にコピーされた。
その結果、アツヒロの意識だけがジュンの体に移り
冷凍保存された体だけが残った。
赤坂は、愛する息子が植物人間になったのを嘆き悲しみ
元気な息子を取り戻すために人間コピーの研究をしていたのだった。
赤坂が「何度呼びかけても息子は目を覚まさなかった。息子は体だけ残して死んだ」
と嘆いていたとき、3人の脳に規則的な電子音が響く。
「この音は....ポケベルか!?」錦織がジュンから渡された暗号はポケベルの文字だった。
そして浮かび上がった文字は「と。う。さ。ん。」
その暗号に愕然とする赤坂「そんな....息子は死んだはずなのに」
「言葉が話せなくてもジュンは、ずっとあんたに呼びかけていたんだ!」
「それでは、今日までの私の研究は、何だったんだ!?」落胆する赤坂。
その間にも装置のエネルギーは膨張を続けていた。
「どうしたら装置を止められるんだ?マスターキーはどこにあるんだ!?」
するとジュン(アツヒロ)が言った。
「マスターキーは僕です。僕の腕の静脈がマスターキーです」
一人で装置を止めようとするジュン。
ところが装置のエネルギーは暴走し、ジュンの体とアツヒロの心を切り離した。
意識を失い倒れるジュンとアツヒロ。
植草は意識のないジュンを抱えると錦織と東山に言う。
「俺がジュンと一緒に装置を止める。」
だが思いは東山、錦織ともに同じだった。
10年前と同じ瀕死の状態のアツヒロを抱えて5人は装置を止めに行った。
装置は止まり、暗闇の中に3人がいた。
だがそこにはアツヒロとジュンはいなかった。
10年前から止まってしまった3人の時間がここから動きだすのだった。
と、こんなカンジでした(たぶん:笑)
今年のPZは、3人一緒に踊るシーンが多かった気がする。
今までは、もっと1人1人ソロダンスで魅せるシーンがあったような...。
それにあんまりお笑いのコミカルなシーンは無くてシリアスな内容でした。
それに怪しい研究所の所長の赤坂さんの凶悪ぶりは良かった(笑)
長身を活かして歌う姿は、ある意味少年隊さん達よりも存在感あり。
このストーリーの中で一番かわいそうだったのはアツヒロ君だな。
いつものあっくんは、キレキャラが多いのに
今年はシリアスで悲しい役どころでした。
少年隊を慕って参加した任務の回想シーンがたくさんあったけれど
錦織さんに憧れ、東山さんを兄のように慕い、植草さんと友人のように戯れていたあっくん。
「この任務が終わったら3人でカリフォルニアに行きましょうね!」と子供のようにはしゃいでたあっくん。
任務が失敗して、研究室で逃げ場を失った少年隊を
自分が体をはって守って逃がして、自分が研究所に囚われて殺されそうになったあげく
赤坂の息子ジュンの再生のために実験台にされてさ(T_T)
最初は、瀕死の状態からいきなり違う体にコピーされて
「最初は、自分が誰なのかわからなかった.....」と苦しむあっくんが
ジュンの体で素性を隠して自分達を助けてほしいと少年隊に懇願していたと思ったらさ〜
あっくんの抑えた演技が良かったわ〜〜〜!!
それにジュン役のハセジュンも良かったよ。
結局、劇中のほとんどを「ジュンの中にいるアツヒロ」で演じてたわけでしょ?
自分なのに自分じゃない演技って難しいよね。
それにあの少年隊さんやA.Aコンビの大御所に挟まれてよくやったよ。
さすが橋田ファミリー。
少年隊さんは、シリアスなストーリーの中でもいいコンビネーションで笑わせてくれました。
まず、研究所に忍び込むために空から侵入を試みるヒガシとかっちゃん。
ヒガシがかっちゃんに「お先にどうぞ。手本を見せてくれ」と上手におだてる。
するとかっちゃん「俺が手本でいいのか!?」とおっかなびっくり天井からロープを使ってジリジリと降下。
するとヒガシが「ちょっとマテ!」と空中でかっちゃんを静止させて
自分だけ華麗にす〜〜〜!!と床まで降りた。
かっちゃんがじたばたしながらやっと地面に近づいたとき
ヒガシがかっちゃんに向ってカンチョーしたりして
なかなか普通におろさせてくれないの(笑)
さらにヒガシがかっちゃんをほったらかしにしてセリフを言い始めてしまった(笑)
当然かっちゃんが怒ったよ「おまえ!まさかそこでセリフいい始めるとは(怒)」
それからタイトルどおりに研究所で怪しい光線を浴びると壁に体がくっついて
体が入れ替わるシーンが2回。
最初は、研究所に忍び込んだニッキとハセジュン。
入れ替わった瞬間、2人の声が入れ替わるの。
「俺がオマエ?」「オマエが俺!?」
2人がそのあとコミカルな1曲を踊りながら披露。
2人が顔をくっつけるように踊るシーンは楽しかった。
で、同じことが今度はヒガシとかっちゃんに起こる。
でも1回目は、かっちゃんが異変に気づいてヒガシを光線から逃がすのよ。
でもわざとふざけたように突き飛ばしたり抱きついたりしながらね。
それは、ヒガシが人の手助けを嫌う性格だからかっちゃんは、わざとふざけたふりをしてるの。
で、2回目にめでたく2人が入れ替わると(?)
ヒガシ(かっちゃん)が「いやだ〜〜〜!!」ってすっごいパニックになり
かっちゃんが(ヒガシ)「これがオマエの体か〜」って軽そうにステップを踏む。
そしてニッキ達と同じコミカルな歌を踊るの。
で、踊りの途中で事件が!!
なんとかっちゃんが踊りを間違えました!!!
今の時点ではかっちゃんの中身がヒガシということになってるから
「ヒガシが踊りを間違えた」ということになる(笑)
曲が終わってニッキが合流して再び怪しい光線が発せられた。
で、その光線を浴びて元にもどったヒガシとかっちゃん。
本来はすぐに次のシーンに行くんだろうな(たぶん)
でもヒガシがぐったりと床にへばったまま動かない。
で、第一声は「自分をみてたのに踊りを間違えた。くやしい!」だった。
しかも落胆振りがハンパじゃなくて
かっちゃんが思わず「オマエの体は動きやすかった。でもそんなに落ち込むことねえじゃねえかよ(笑)」
かっちゃんがそう言ってもヒガシはまだ落ち込んだまま。
何度も「自分を見てたのに.....間違えた....」って言ってました。
全体的にシリアスで涙が出る感動シーンが多かったんだけれど
最後の最後で登場人物が全員黒い衣装から白い衣装に着替えて群舞するシーンがありまして
暗闇から再生を表現してたんだけど、そのシーンが長くてね(笑)
しかもみんな白いTシャツ&パンツ(体にものすごくフィットしたカンジの:笑)でまじめに群舞するから
ぬーは、じっと見てたんだけれどそのうちに「.....飽きた....」って心の中でつぶやいたのだった(^^;)
最後に新曲「想」を歌いながら少年隊さんがステージを降りてきました。
向って右からヒガシ、ニッキ、かっちゃんの定位置で、ぬー達が座っている席の前の通路に!
ニッキが真正面で笑いながら歌っています(@_@;)
1番をまるまる正面で歌ってくださいました。
いや〜〜〜!!ニッキがこんなに近くにいるのって初めてじゃない!?
今までヒガシに「ニアミス」くらいの近さになったことは数回あったけれど
ニッキは初めてじゃない!?
あまりに真正面過ぎて、ニッキを直視できませんでしたわよ。キンチョーして(笑)
こんなステキな席をゲットしてくれたぱんたさんに感謝です。
来年もPZは、観に行きたいです。