ぬーさんは、童話が大好きです。そして、勝手にアレンジするのも大好きです。

読みたくなかったらここから戻りましょう。


シークレット小噺〜いんぐりもんぐり=マッチ売りの少女より〜

マッチ売りの少女

 

ここは、とある港町。やせ型の美少女(三宅健)がマッチを売っていました。                                               

健「マッチはいりませんかー?」

そこへ通りすがりの流れ板(松岡昌宏)がやってきて声をかけます。

松「おじょうちゃん、こんな夏まっさかりの海辺でマッチなんか売ってどーした?」

健「友達の紹介で始めたバイトなんです」

松「へ〜、こづかい稼ぎか?」

健「いえ、生活費を稼がないと母さん(長野博)が...」

松「おふくろさんが、どーしたって?」

健「カラダこわして、今寝たきりなんです」

松「おやじさん(坂本 昌行)は?」

健「2年前に遠洋漁業で太平洋に出たきり。それに...」

松「まだなんかあるのかい?」

健「姉さん(岡田准一)は、男にだまされて行方不明

    弟(森田剛)は、悪さばかりしてて「特少」←(特別少年院)から出られないんです」

松「...そうかい、そうかい。おじょうちゃんも大変だな。でも、いつかはいいことがあるさ。じゃ、俺もう行くわ」

と、さわやかに言い切ると、流れ板は次のロケ地へと移動して行きました。

その後ろ姿を黙って見送ったあと、美少女はつぶやいた。

「...! ちっ☆ 買えよ!(怒)」

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とにもかくにも マッチはさっぱり売れません。美少女は次第にムカついてきました。

健「...。ったくよー、ちっとも売れねーよ。あ〜あ、こんなんだったら山口君の紹介してくれた

    道路工事のバイトが良かったかなー。でも俺、体力ないしなー。」

そんな事を考えているうちに あたりは日が暮れてきました。(お約束)

健「おいおい、日が暮れて来ちゃったよ。でも、売り上げ持って帰らないと、

    ボス(錦織一清)にどんないたずらされるか...。

  昨日は、メロンシロップと見せかけたゴーヤ味のカキ氷食わされたし。」←よく辞めないね、アンタ。

気づくと空には無数の星が輝いていて、すっかり夜になりました。美少女は心細さを紛らわそうと歌を歌いました。

「♪あれからぁ〜 ぼくたちわぁ〜... あれっ?なんでこうもりが落っこちてくるんだろう?」

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夜中になってもマッチは1箱も売れません。それに、昼はあんなに暑かったのに

放射冷却で気温はぐんと下がっていました。

健「さみー! そういやあ、マッチに火を点けると欲しいものが見えるとかいう童話があったっけ。

    ま、だまされたと思って(誰に?)火、点けてみよ〜っと」

  シュッ☆.....美少女が持っていたマッチに火を点けるとあたりは あたたかい光に包まれました。

すると、突然マッチの火から、5人の人影が仲良く飛び出してきました。

嵐「♪あ〜らしぃ、あ〜らしぃ〜♪」

健「何だよ!お前らは!」

桜「申し送れました。手前どもは マッチの妖精、チームARASHIでございます。

    あ、ちなみにわたくしは、桜井翔と申します。」

潤「あなたに夢を見させてあげましょう。最高の夢、決して覚めないゆめを。わたくしは、松本潤といいます。」

健「夢は、いらないからさ〜、マッチ買ってくんない?5人で1箱づつ」

二「なんと、妖精に押し売りするんですか?あなたは。あ、二宮和也です。」

健「ん〜、まあ、いいじゃん。硬いこというなよ。そうだ、買ってくれなくてもお金出してくれればいいからさ〜。」

相「.....ねぇねぇ。ていうかさぁー、健君夢とかないわけ?オレらだって、使命果たさないといけないんだよ。」

健「オレだって、マッチが売れなきゃ 錦織君に怒られるんだよっ!」

相「ふ〜ん。大変なんだね。なんかつまらなそうな青春。オレだったら仲間と 

    どんちゃんどんちゃん豪勢にやりたいのがささやかな夢なワケよ。それでー...」

桜「あの〜相葉さん、今は、「自分の夢を熱く語れ!」っていうコーナーじゃないですよ?」

二「それに、いまどき 「どんちゃん」なんて表現使うか?」

健「お前って...おかしいヤツだな」←あんたもね。

松「ねぇ、大野君もなんか言ってよ。チームリーダーでしょ!」

大「....どうも、大野 智です。元M.Aで、今は ARASHIです。」

二「それだけかよっ!? それは、只の自己紹介だろっ!」

相「あ、オレも自己紹介しなくちゃ。どうも、相葉 雅紀です。」

健「どうでもいいよっ!そんなことはっ!もう、帰れよ!(半ギレ) 

松「ねぇ、大野君、この人怒ってるよ。なんか、言ってやってよ。リーダーだろ。」

大「...みんな、オレの気持ちはわかってるだろう?」

全員「.....?.....」

ハラが減った。メシ食いに行こうよ。」

その1秒後、ハラペコリーダー大野を小脇に抱えて泣きながら走り去るチームARASHIの後ろ姿がありました。

桜「健く〜ん、俺、事務所入ったころ、健君があこがれだったんだ〜!(泣)」という言葉を残して...。

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どれくらいの時間が経ったでしょうか。美少女の足元には無数のマッチの燃えカスが残っていました。

それでもマッチは売れません。(ていうか、夜中の3時だしね)

健「も〜、あったまきた!!!やってらんないよ、こんなバイト。俺帰る!

と、美少女が逆ギレしたとき、背後から近づく人影(井ノ原 快彦)が。

井「おじょうちゃん、こんな夜中になにしてるの?」

健「あ、おじちゃん、マッチ買っておくれよ」

井「ちょっと、署まで来なさい。君だったのか、最近ご近所を騒がす放火魔は」

彼は、私服警官でした(笑)

健「ちょっと待ってくださいよ。俺放火魔なんかじゃないよ」

井「ちっちっ...。おじょうちゃん、嘘はいけないな。「嘘ついたらハリセンチョップ」って言うだろ?」

健「ちげーよ!それを言うんだったら「針千本の〜ます! 」だよ。ばっかじゃねーの?」

井「ばっ、ばかとはなんだよ、ばかとは?ばかって言ったほうがバカなんだよ、バーカ!

健「バーカ、バーカ!

美少女は、放火魔と間違われ、私服警官に連行されて行きました。

そして、夜中の港町に2人の「バーカ、バーカ 」と ののしりあう声が響いていました。

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夜の明けた港町に、一艘の漁船が流れ着きました。

2年前に遠洋漁業に出て行ったお父さん(坂本 昌行)が帰ってきたのです。

坂「帰ってきたぞー!よーし!今日は、母さんとマグロの刺身で一杯やるか! 

            

          終わる(笑)

 

          開けて〜!  出口です。