毎年の恒例行事となりつつある少年隊のPZを観に行ってきました。
今までの作品は全てオリジナルだったんで
あくまでも「少年隊のPLAY ZONE」だったけど
今年は初めて海外の脚本を翻訳して上演するということでした。
しかもその作品は、社長のジャニーが(笑)ジャニーズ事務所を作ったキッカケだという
「WEST SIDE STORY」ですって。
そもそもジャニーは、この作品を見た時えらく感動して
「日本でもこのミュージカルをやりたい!」て思ったらしい。
相方のぱんたさんがゲットした席がS席で、1階の後ろのほうで真ん中だったので
後ろから舞台全体が見渡せました。
そして開演前、ぬーがぼ〜〜っと1階の左側の扉を見てたら
見慣れた背の高い男の人がスタッフに誘導されて中央通路の一番左端に着席。
視力のいいぬーにはその人がTOKIOの松岡さんだと瞬時にわかり、
ぱんたさんに「ねえ、あれマボさんだね」と伝えると
ぱんたさんが大喜びしていた(笑)
ストーリーは、こんな感じです。メモを取らなくてもわかりやすかったです。さすがミュージカルの大道!
「ジェット団」
リフ=錦織さん
トニー=東山さん
アクション=赤坂様
Aラブ=斗真ぴょん
ベイビー.ジョン=東新君
そのほかたくさんのダンサーさんと
ジェット団の女性たち
「シャーク団」
ベルナルド=カッちゃん
チノ=アツヒロ君
マリア(ベルナルドの妹)=島田歌穂さん
アニータ(ベルナルドの彼女)=香寿たつきさん
そのほかたくさんのダンサーさん
そしてそのなかにマイケル(笑)←「笑いの金メダル」などでおなじみのダンサーさん。
「大人たち」
ドク=斎藤晴彦さん
シュランク警部補=渡辺哲さん
N.Yの下町ウエストサイド。
ここでは リフが率いるジェット団と、ベルナルド率いるシャーク団が
日夜対立していた。
白人上位主義のリフたちジェット団は、最近幅を利かせてきたベルナルド達が
プエルトリコ系移民であることをさげすんでいた。
互いに顔をあわせればイザコザが絶えない。
そんなある日の夜、ダンスパーティーの後決着をつけようと
リフはグループを抜けていたトニーに応援を要請する。
弟のように接してきたリフの願いを断れず、トニーはパーティー会場へ。
そのころベルナルドは、妹のマリアを連れてパーティーに出かけていた。
パーティー会場で一目で恋に落ちるトニーとマリア。
ベルナルドは、弟分のチノとマリアを婚約させていた。
でもマリアは、チノには何の感情もわかなかった。
楽しそうに踊るトニーとマリアを引き離すベルナルドとリフ。
敵対する2つのグループの間で、2人はまさにロミオとジュリエットだった。
次の日、ハイウェイの下で2つのグループの決闘が始まる。
マリアはトニーに決闘を止めるように懇願する。
トニーは、マリアのために決闘の場へ。
そこでは、ベルナルドとリフがナイフを片手に決闘をしていた。
必死に止めに入るトニーだったが、ジェット団に羽交い絞めにされてしまう。
そのときベルナルドのナイフがリフに刺さった。倒れたリフを見て
カッと我を忘れたトニーは、リフのナイフでベルナルドを刺した。
警察のサイレンが鳴り、ちりじりになるジェット団とシャーク団。
放心状態だったトニーも何とか逃げてマリアの部屋へ。
マリアは、チノからトニーがベルナルドを刺し殺したという事実を聞き混乱していた。
「ベルナルドがリフを...。そしたらカッとなって....。
気づいたらナイフを持っていた。でも殺そうと思っていなかった。止めようとしたんだ」必死に訴えるトニー。
マリアは「なんでこんなことに...」
心から愛しあっていた2人はその夜ウエストサイドを出て誰も知らない場所へ行こうとした。
そこへベルナルドの恋人アニータがやってきた。
彼女もまた、グループの抗争の被害者だった。
初めはトニーと別れろとせまったアニータだったが
「アニータ、アナタなら私の気持ちがわかるはず。だってあなたも兄さんを愛したでしょう?」
妹のようなマリアの、トニーを思う疑いのない愛についにアニータは心を動かされた。
そこへシュランク警部補がハイウエイの下でのケンカの事情聴取にやってきた。
前日パーティー会場にいたことを攻められるマリア。
マリアはアニータに、トニーへの伝言を託した。
そのころジェット団は、トニーの働く店「DOC’S」に集まっていた。
リフを殺され怒りが収まらないジェット団。
シャーク団のチノがピストルを携えてトニーを探し回っていると知り
トニーを店の地下室にかくまっていた。
トニーはそこから抜け出してマリアとこの街を出ようとしていた。
そこへトニーを探してアニータがやってきた。
地下室にトニーがいると確信しているアニータだったが
ジェット団の男たちに暴力を受け、店のオーナーのドクが止めに入らなかったら酷い事になっていた。
ジェット団の暴力に怒ったアニータは、ジェット団にウソを言った。
「トニーへ伝言よ。マリアは逆上したチノにピストルで殺された。もう二度とあえないわ!」
店から飛び出してったアニータを見送ると、ドクはジェット団に言った。
「お前たち、いつまでこんなことを続けるつもりだ!」
地下室にいたトニーもマリアの訃報をしり愕然とする。
そして悲しみのあまり路上に飛び出してチノを呼び、叫んだ。
「チノ!オレはここにいる!俺も殺してくれ!マリアと一緒に.....!!」
そこへアニータがやってきた。それに気づいたトニーは驚きの声をあげた。
「....マリア....?」
アニータだと思われた女性は、変装したマリアだった。
2人が抱き合おうとした瞬間、トニーを探していチノに見つかりトニーは撃ち殺された。
そこへそれぞれを追いかけてきたジェット団とシャーク団が駆けつける。
双方に向かってマリアが悲しい悲鳴をあげた。
「さわらないで!!」
そしてピストルを持って立ちすくむチノからピストルを取り上げると
マリアは誰にともなく聞いた。
「どうやって撃つの....?弾は何発残っているの?
ここにいる全員を撃ち殺して...それであたしも死ねるくらい弾が残っているの....?」
誰も何も答えられなかった。
警察も駆けつけた。だがマリアはさらに言い続けた。
「ここにいる全員を殺して....。ベルナルド...リフ...トニー....!
あたしたちみんなが3人を殺したのよ!」
最後にトニーの亡骸にそっとキスすると、マリアは黙ってシャーク団、ジェット団を手招きした。
無言でそれに答えた2つのグループ。
両グループがそっとトニーの亡骸を運ぶ。それに他のメンバーも続いた。
最後にチノが警察と一緒にウエストサイドを去って行った。 嵐版WSSへ
WSSのちゃんとした映画やミュージカルを見たことはないから
一体どんな作品なのかな?って思ってた。
いつもは、毎年見慣れたダンサーさん達&ジャニーズJrが脇をしっかりと固めて
少年隊の3人が主役。ストーリーによっては他のJr達は役名もセリフもないことがあるけど
このWSSは、出演者をオーディションで選んで、全員に役名がある。
しかもジャニタレさん以外のダンサーさんもちゃんとセリフがあるの。
そして、女性の役者さん&ダンサーさんのソロダンスや歌もあって
本当に「これ、本当にPZなの?」ってギモンに思ったよ(笑)
だって最大の変化は「......ぜんっぜん笑うところがない!...」であった(笑)
恒例のPZは、何かしらアドリブがあって(いや、アドリブだらけだね)
おなかを抱えて大笑いしちゃうんだから。
それでいてラストはじ〜んと感動するストーリーがあるのよ。
でもWSSは、アドリブもないし原作に忠実なんだろうけど
結局ラストは、主役の3人が死んじゃってヒロインが1人悲しいまま生き残るという
ぬー的には「....いやじゃ、こんな悲劇」って感じでした。
ストーリもアメリカの下町がわかりやすく書かれていました。
リフが率いるジェット団は、白人上位主義というか、移民を田舎もの扱いしてて
なにかっていうとシャーク団の肌の色をバカにしてた。
ベルナルドのシャーク団は、真っ直ぐというか、元から住んでいたリフたちに
ケンカをふっかけられるのが納得できなくて、とことんジェット団に敵対してたの。
リフ役の錦織さんは、ダンスも歌も適役でした。
でもベルナルドとトニー役は、配役を知ったときは
「えっ!?カッちゃんがシャークのヘッド!?
本当に『ウエクササイドストーリーじゃん』」とびっくりしました。
舞台の前半、リフ&ベルナルドは踊る踊る!!
今までのカッちゃんのダンスじゃないよ、すごかった!見事としか言いようがなかった。
トニー役のヒガシは、あまり踊る役ではなかったの。
マリア役の島田歌穂さんと激しい恋におちるんだけど
劇中何回もキスシーンがあってね〜〜(T_T)←なんで泣く!?
それがきれいで思わず「あ〜、マリアになりたい」って思っちゃったさ(*- -*)
島田歌穂さんは、相方のぱんたさんが言ったけど
「どんだけ歌がうまいんだよ(@_@;)」って思いましたよ、本当に。
すごいミュージカルアクターですね、観れて良かった!
それから元光GENJIの赤坂アツヒロコンビ!
この2人が顔をそろえた舞台は初めて観ました(カウコンとかは別ね:笑)
赤坂様は、髪を茶色く染めてチーム一喧嘩っ早い「アクション」という役でした。
背が高いから、舞台に映えるのよ〜。すらっとしててヒガシとほぼ同じフォルムなの。
反対にアツヒロ君は、黒髪でシャークのメンバーでした。
いつもは喧嘩っ早い=あっくん って感じの演技が多いんだけど(笑)
今回のチノは、純粋に婚約者のマリアを大事に思っていて、
ベルナルドを兄のように慕っているやさしい人でした。
そのやさしさが、ベルナルドを殺されたとき深い怒りに変わってしまったのね。
トニーを撃った後、茫然自失のチノがかわいそうだった。
ジャニーズJrからは、斗真ぴょんと東新君が出ていました。
WSSって、OPから激しいダンスがあるんだけれど
Jrの2人意外は、少年隊&A.Aコンビ&プロのダンサーさんなの。
そんな厳しい中で2人はよく踊っていました。
とくにOPのジャンプするようなダンスは、滞空時間が長かった!
見とれちゃったもの、最初から。
それにオーケストラが入っていて指揮者の人が出てくるときに
壁からちょっと顔を出してお辞儀をするのがかわいかったです。
でもすごいよね〜。毎回踊る出演者も大変だけれど
それに合わせて毎回演奏するオーケストラの人達も。
生演奏ってやっぱりすごいです。ハイ。
舞台はあっというまに終ってしまいました。
今年は、ショータイムも無かったので早く帰ってきちゃいました。
う〜ん...ぬーはやっぱりもう少し笑えるのが好きなんだよね〜。
それに外国の本場のストーリーっていうのにも少し不慣れだから
最後に主人公たちがみんな死んじゃうなんて暗いストーリーはイヤだな〜。
出来れば来年は、元のPZに戻って欲しいです。